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整形外科靴マイスターの歴史

整形外科靴マイスターの歴史

ヨーロッパで靴の歴史をさかのぼれば500年以上にもなり、ドイツで整形外科靴技術が発展したのは、第一次・第二次世界大戦の影響が大きく、戦争で足を負傷した兵士の社会復帰のための技術でした。

それまでは、通常の靴をつくる職人さん(マイスター)と体全体の装具をつくる職人さん(マイスター)しかいなかったのですが、戦後、膝から下のスペシャリストとして整形外科靴マイスター制度が誕生しました。

整形外科靴マイスターになるには、まず専門技術学校に3年間通いながらマイスターのいる靴工房で修行する見習い期間を経て、国家試験に合格しゲゼレ(整形外科靴職人)という称号を授与されます。その後、ゲゼレとして3年以上の経験を積むとマイスター養成校の入学資格が与えられ、それを卒業してもう一度国家試験に合格しなければならないため、およそ10年かかります。

日本では、ビールやソーセージのマイスターが有名ですが、ドイツとその近隣国には職人全般に厳格なマイスター制度があります。

整形外科靴マイスターの
ご紹介

整形外科靴マイスターのご紹介

みなさんは整形外科靴マイスター(オートペディ・シューテクニカ・マイスター)という職業をご存知ないと思います。これは、靴文化の発達したヨーロッパならではの職業で、靴づくりの技術に加え、解剖学・整形外科など医学的知識を持ち合わせたドイツの国家資格者です。

人の足は顔と同じように、一人ひとり形が違います。
本来ならば、ご自分の足の形に合った手づくりの靴を履いてほしいのですが、現在は、多くの人が量産された既製の靴を履いています。
中には、自分の足に合わない靴を履き続けて、足が変形してしまった方もいらっしゃいます。

そうした変形やご病気などにより足に痛みをともなうケースも多く、既製の靴をそのまま履くことが難しくなっています。

そんな方には、整形外科靴マイスターが、みなさんの靴選びから靴づくりまで、幅広くお手伝いいたします。靴や中敷き(インソール)を変えただけ、ほんのちょっと既製の靴を自分の足に合わせただけで、驚くほど履き心地が違うのですよ。

整形外科靴マイスター
カーステン・リーヒェ

プロフィール

カーステンは当店に来てくれるシューマイスター(整形外科靴マイスター)です。彼のことを少しご紹介いたします。
※シューマイスターは2ヶ月に1度、当店に来てくれます。詳細に関しては当店にお問い合わせ(TEL 023-635-2289)ください。

カーステン・リーヒェ

名前 / KARSTEN RIECHE(カーステン・リーヒェ)

国籍 / ドイツ

性別 / 男性

年齢 / 43歳

資格 / オートペディ・シューテクニカ・マイスター
(整形外科靴マイスター)

1966年
7月28日
ドイツ ザクセン・アンハルト(ハルト地方)生まれ
1983年 Pfeiffersche Stiftungen(マクテブルグのオートペディ・シュー職業訓練校)入学
1986~
95年
ソーリンゲン、デュッセルドルフ、バイエルン地方などの工房(Hermes、Noll、Grundlach、Pichler、Eberle、Ersfeldなど)で靴職人修行を積む
1995年 Meister Schule BFO Hannover(ハノーバーのマイスター養成校)入学
1996年 同校卒業、マイスター国家資格試験合格。同校よりオートペディ・シューテクニカ・マイスターの称号を授与される
1997~
2006年
オートペディ・シューズ販売の大手会社に勤務。整形外科靴技術専門校講師他、足に多くの問題を抱えた人々のオーダー・シューズ、オーダー・インソールの製作などにあたる。
2007年 整形外科靴工房 R・I・O設立。日本各地で、オートペディ・シューズ製作技術指導および製作にあたる他、アフリカを中心に海外でオートペディ・シューズ製作技術指導のボランティア活動を行う。
2008年 日本人のためのコンフォートシューズ「gute wahl」を共同開発し、全国発売開始。

今月の予定

シューマイスターは2ヶ月に1度、当店に来てくれます。

お問い合わせ

お問い合わせはお電話にて承っております。
また、質問やご相談などございましたらお問い合わせフォームをご記入の上、ご連絡ください。

足の健康を守る靴店 ヴォールザイン

TEL 023-635-2289